管理型研修プログラム(コース1・2・3・4)
管理型研修プログラムは、1年間、岡山大学病院において研修を行うプログラムです。
このプログラムでは、基本的研修(ベーシック研修と呼びます)と高頻度治療習得研修の2つを同時に行いますが、高頻度治療習得のための研修を実施する診療科の組み合わせで、プログラムはコース1、2、3および4の4つのプログラムに分かれます。いずれを専攻しても、基本的研修内容は同一になるように設定されていますが、研修歯科医自身の習熟レベルに応じて専攻診療科でより高度な研修も一部行うことが可能です。なお、定員は各プログラムとも9名です。
研修内容
ベーシック研修 | 総合歯科部門等 | 総合歯科部門をベースとして、総合診断室・予防歯科部門・歯科放射線科部門・歯科麻酔科部門の各部門・小児歯科・矯正歯科・口腔外科・スペシャルニーズ歯科センター・医療支援歯科治療部各歯科領域の総合的な研修を行う |
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高頻度治療習得研修 | 保存系 | 保存的な高頻度歯科治療研修を行う |
補綴系 | 補綴的な高頻度歯科治療研修を行う | |
地域保健研修 | 協力施設 | 適宜、岡山市保健所において地域保健活動に参画し研修を行う。 |
訪問(在宅)歯科医療研 | 協力型Ⅱ施設 | 院外の協力型(Ⅱ)臨床研修施設である訪問診療を実践しているはなふさ歯科医院で訪問(在宅)歯科医療を研修する |
1)ベーシック研修について
1 週間のうち3 日間は総合的な歯科診療研修を行います。研修内容・研修場所は下記参照
研修場所 | 研修内容 |
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総合歯科部門 | 成人患者の一口腔単位の総合歯科診療研修 |
歯科総合診断室 | 病院初診患者の医療面接(医療コミュニケーション) |
歯科放射線科部門 | デンタルレントゲン写真撮影・画像診断等 |
小児歯科 | 小児患者の歯科診療研修 |
予防歯科部門 | 公衆衛生等フィールドワーク (検診等) |
矯正歯科 | 矯正歯科研修 |
口腔外科 | 口腔外科外来処置・病棟研修 |
歯科麻酔科部門 | 全身管理下における有病者歯科診療研修 (救急救命処置を含む) |
スペシャルニーズ歯科センター | 障害者歯科診療・摂食嚥下リハビリテーション研修 |
医療支援歯科治療部 | 入院患者の周術期口腔管理 |
岡山市保健所(研修協力施設) | 地域歯科保健活動 |
岡山市内協力型(Ⅱ)臨床研修施設 | 在宅歯科医療研修 |
2)高頻度治療習得研修について
また、高頻度治療習得研修として(1週間に2日間)、保存系診療科(保存歯科部門あるいは歯周科部門)および補綴系診療科(口腔インプラント科部門あるいは補綴歯科部門)において研修を行います。基本的にはカリキュラムは同一ですが、専攻する診療科部門によって若干の相違があります。高頻度治療習得研修診療科の組み合わせで、プログラムは4種あります。
専攻可能なプログラム
管理型研修プログラム コース1 (募集定員9名)
ベーシック研修に加え、保存歯科部門および口腔インプラント科部門で研修をする。
管理型研修プログラム コース2 (募集定員9名)
ベーシック研修に加え、保存歯科部門および補綴歯科部門で研修をする。
管理型研修プログラム コース3 (募集定員9名)
ベーシック研修に加え、歯周科部門および口腔インプラント科部門で研修をする。
管理型研修プログラム コース4 (募集定員9名)
ベーシック研修に加え、歯周科部門および補綴歯科部門で研修をする。
3)地域保健研修
研修協力施設である岡山市保健所において地域保健活動を研修します。
4)訪問(在宅)歯科医療研修
協力型(Ⅱ)臨床研修施設である訪問(在宅)歯科医療を実践している歯科医院に出向き、訪問(在宅)歯科医療を研修します。
5)公衆衛生等フィールドワーク (検診等)
岡山大学病院予防歯科部門等が指導する検診等の外部でのフィールドワークで研修します。
研修プログラム管理者 | 山本 直史 (総合歯科部門 教授) 白井 肇 (総合歯科部門 講師) |
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副研修プログラム管理者 | 河野 隆幸 (総合歯科部門 助教) 武田 宏明 (総合歯科部門 助教) |
研修の直接指導は、厚生労働省指針に基づく指導歯科医が担当します。